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ロービジョン

ロービジョンとは

世界保健機構(WHO)では、矯正視力0.05以上、0.3未満をロービジョンと定義しています。しかし、みえにくさは視力の値のみではなく、見える範囲(視野)やコントラスト感度、両眼視機能など様々な要因によって引き起こされます。日本でははっきりとした定義はありませんが、見えにくいことで日常生活に不自由を感じておられる方をロービジョン者としています。近年、全国的にロービジョンケアの必要性が注目されています。当院では平成10年より、ロービジョンケアに携わっておりますが、この度木村聡医師(厚生労働省主催視覚障害者用補装具適合判定医師研修会受講、ロービジョン専門)が新たに加わり、ロービジョン外来を本格的に再始動いたしました。診察と詳しい問診の後、医師の指示のもとに専門の視能訓練士が検査後、患者様の現在保有している視機能を最大限に生かす補助具を選定いたします。また、身体障害者手帳や介護など福祉関連のご相談にも専門の社会福祉士が対応しております。

ロービジョン外来担当スタッフは、患者様のQOL(Quality of Life、生活の質)の向上を目指し、チーム一丸となって取り組んでいます。日々の生活の中で視覚に関して(見ること、書くこと、歩くことなど)不自由に感じておられることや、すでにお持ちの視覚補助具の使い方、また福祉制度等、お気軽にご相談下さい。

ロービジョン外来

  • » メガネでは見えないが、本や新聞、回覧文が読みたい
  • » まぶしくて目が開けられない(白けて見える)
  • » 食事や歩行などで困っている
  • » 身体障害者手帳の申請の相談をしたい、等

このような要望に合わせて、ロービジョンケアを行います。

  • » 拡大読書器・拡大鏡・遮光眼鏡・単眼鏡・弱視眼鏡等、各種補助具のご紹介
  • » 便利グッズのご紹介
  • » 各福祉施設のご紹介
  • » 身体障害者手帳申請など福祉関連のご相談 等

拡大読書器

画面モニター上に書物の字を拡大して映し出し、読んだり書いたりすることができます。白黒の反転(黒地に白字)すると、かなり見やすくなります。 携帯できる小型のものもあります。身体障害者手帳をお持ちの方は級により、「日常生活用具」として補助が受けられる場合もあります。


拡大読書器


携帯型拡大読書器


読むことも書くこともできます

拡大鏡

置き型式、手持ち式、携帯式、ライト式など、倍率も幅広く、拡大鏡(ルーペ)を各種取りそろえています。
実際に試用していただき、それぞれの方の視機能にあった倍率で処方いたします。


拡大鏡各種

遮光眼鏡

羞明(まぶしさ)のため白けてわかりにくい状態から、コントラストを上げると見えやすくなります。
補装具として処方も可能です。


遮光眼鏡

単眼鏡・弱視眼鏡

単眼鏡や弱視眼鏡は、遠くや少し離れたところを見るためにも使用できます。


単眼鏡と弱視眼鏡


弱視眼鏡

便利グッズ

糸通し器、しょうゆさし、砂糖ポット、計量カップ、さいふ、つめやすり、タイポスコープ、白杖などをご紹介します。

お一人1時間程度の時間がかかります。外来受診時、または電話で予約をお取りください。どのようなことでお困りなのか、日常生活についてご家族の方にもお話を伺うこともありますので、ぜひご一緒にお越しください。
また、現在使用されている拡大鏡等あればご持参ください。
身体障害者手帳の取得には、視力や視野などの検査が必要となる場合があります。